家電付賃貸物件というと某有名不動産会社がパッと思う浮かぶのではないでしょうか。
調べてみたところ、某会社で家具家電付マンスリーを始めたのは1999年からだそうです。
この時、このように貸し出す賃貸物件は少なく利用者は出張者はビジネス利用者が多かったと思われます。

さて、私が学生の頃、大学進学と同時に賃貸物件を借りました。もちろん、家具家電は現地で調達しました。そのことについては両親もそんなものだと当然のように家電量販店に行き新生活の準備をしていました。

しかし、現代社会ではどうでしょう。このような記事を見つけました。とある家族の長女が大学進学、卒業後は地元に戻り就職を希望しているので家電家具を揃えても数年後には不要になる どうせなら家電家具付物件を希望している、という記事です。

ここで考えられる家電家具を購入した場合のメリット、デメリットですが
メリット
・自分の物なので外的要因で撤去等されることがない
・引っ越し先に持っていくことができる
デメリット
・初期費用が必要
・引っ越し時に費用が掛かる
・捨てる時に費用が掛かる

一方、家電家具付物件に住む場合、上記デメリットは生じません。
しかし、家電家具付分だけ賃料が高くなることもあるので長期間住む場合は家電家具を購入したほうが結果に安くなる可能性もあります。

昨今
様々なシェアリングサービスやフリマアプリが普及していることもあり、モノを共有することや金額とその物の状態を確認し中古品でもOKという価値観が身近になってきています。そう考えると、シェアハウスや家具家電付賃貸物件が増加するのもうなずけますね。

消費者のニーズがこのように多様になっていることを考えると、不動産業者としても不動産をどのように利活用していくことがニーズに合っているのか時代についていく必要がありますね。