「空き家」と聞くと、頭が痛いな…と思う方 少なくないのではないでしょうか。

総務省の人口統計(2021年10月1日時点)によると、秋田県の人口は94万5千人で、前年からの減少率は0・22ポイント増加の1・52%。減少率は9年連続で全国最高になったとか…

当然、空き家数も増えており 平成30年の住宅・土地統計調査(秋田県の概要)を見てみると、空き家数60,800戸で5年間で4,200戸増加したようです。

秋田県に限らず空き家問題は全国的な問題になっているでしょう。
そんな中、この空き家対策に力を入れている不動産屋がいるので紹介いたします。

「空き家は地域活性化を阻害するもので放置していてはいけない」をモットーにしている京都市の不動産屋がおります。

どのように空き家対策をしているかというと

1、不動産屋が空き家建物を10年間借り上げ(家賃一括支払い)、大家さんにはその10年間分の家賃でもって空き家を改修してもらう
2、借主が空き家を自己負担で改修する(DIY等も含む)、その代わりに賃料を減額する

これらのような提案をオーナーに打診し、糸口を探し、実行しているようです。

実際、弊社でも同じような事例を取り扱ったことがあり2番のような方法で貸主様、借主様ともに納得をいただき現在でもうまくいっている物件があります。

空き家を持っている方の中には、何かにこの建物が使えれば…と気持ちのある人が多くいると思います。
しかし、どのように活用ができるのか見当がつかない、どこに相談したらよいかわからないなど、考えているうちに時間だけが過ぎていき、気が付いたら相続のタイミングが迫ってきているのではないでしょうか。

役所や不動産屋に相談したからと言って必ずうまくいくわけではありませんが、何かしらの結果は出るはずです。相談して吐き出すだけでも気は楽になるものです。