秋田県森林組合連合会の原木販売や森林整備などの各事業総収益が1941年以降で最高となったようです。

海外需要の拡大で木材価格の高騰「ウッドショック」による国産材の需要が跳ね上がったことが主な要因だそうです。(秋田魁新報2022年6月23日発行の記事参照)

半導体不足などで物不足や価格の高騰もあるなかで新しく家を建てたい、リフォームをしないと…など建材を多く使用しなければならない工事を迫られている人にとっては大きな出費になったかと思います。

しかし、一方で山の所有者にとっては売上につながったのではないでしょうか。

今までは多くの木材が海外から輸入されていたので、国産材の価格は低迷しておりました。ご存じの通り、木を販売するに至るまでには何十年という長い歳月が必要になります。一昔前は「木を大きくすればするほど金になる。」と信じられてきましたが、今となっては大きな木材は買い手がつかず、木材の値段も下り坂で、当時から比べると目も当てれれないという状態だったように思います。

そこにきてこの度の記事を見てみると、森林所有者の人は少し報われたのではないでしょうか。

ただ、お金になるからといって、たくさん伐採して売るだけでは環境に良くありません。将来に森林資源を繋げていくために再造林は必須でしょう。
(秋田魁新報2022年6月23日発行 参照)