少子高齢化、若者の都心部流出そしてそのまま地元には戻ってこない…という地域が多いと思います。秋田も漏れなくそれに該当する地域となっております。このような状態が進んでいくと、外国人を雇用するという事業者が増えてきますが雇われた外国人の住む場所が意外と見つからない…という現状があるのをご存じでしょうか。

もちろん、オーナーによっては外国人でも入居OK!という方もいらっしゃいますが、文化や習慣の違いからトラブル等を嫌い外国人入居NGというオーナーも少なくありません。

兵庫県のとある市の会社では、このようなことで行き場をなくした外国人労働者向けのシェアハウスを提案、実現しました。外国人向けのシェアハウスを作成するにあたり、役所との打ち合わせやガイドブックの作成、入居者同士のルールの徹底など、多くの困難を乗り切り、周辺住民の理解も得ることができ、事業継続できているようです。

冒頭でも述べた通り、少子高齢化、若者人口の流出等で働き手が減る中、外国人労働者は増えてきます。秋田でもこのような外国人向けのシェアハウスの取り組みが増えてくるかもしれませんね。
(参考 月間不動産流通2022年8月号)