皆様はウェルビーイング(well-being)という言葉をご存じでしょうか。
これは心身と社会的な健康を意味する概念だそうで、Z世代は他人もウェルビーイングな状態である事を追求する傾向があるようです。
※Z世代=1990年代半ばから2010年代生まれの世代

最近では多様性を尊重、重視する傾向が昔より高くなってきていると思いますし、地球の将来のことにも目を向けサステナブルな社会を作っていくことが望まれています。また、SNSを開くとLGBTQやエコの問題など人々がより良く生活していくための事柄が多く投稿されております。

ウェルビーイングを目指すための活動として、今年印象に残っているイベントがあります。
それは、2022年5月28日に地元秋田で開催されたLGBTQのイベント「秋田プライドマーチ」です。このイベントは地元誌にも取り上げられ、私も「なるほど」と記事を読んでいたことを思い出します。

調べてみたところ、1994年東京での「東京レズビアン・ゲイ・パレード」を皮切りに、徐々に日本各地にこのような活動が広がっていったようです。今回の「秋田プライドマーチ」は秋田での初のパレードとのことで、このイベントの構成メンバーには秋田公立美術大学や国際教養大学のサークルも含まれていたそうです。

私が大学生の時はこのような活動をあまり耳にしなかったように思います。
しかし、SNSが身近になっている現代では、SNSの使い方次第で社会の出来事を見ることができ、共通の問題を抱えている人同士を見つけやすくなりました。サークルをつくり、ウェルビーイングを目指すべく、その問題を顕在化し周知するために活動をしていく。一昔前ではなかなか成しえなかったことをZ世代が実施したのが「秋田プライドマーチ」だったのかもしれません。

こういった活動を継続することで、まずは知ってもらうということが大事だと思います。何事も知らないことからは始まりませんからね。

【参考:月間不動産流通2022年11月号】