書店のない市町村が全国で25%を超えることが出版文化産業振興財団の調査で分かりました。
1999年では2万2千ほどあった書店が、2020年時点で1万1千店まで減少とおよそ半分になっています。
書店が減少した原因は様々なものが考えられますが、デジタル化による電子書籍等の台頭、そもそもの人口減少などが挙げられます。

継続的に利益が見込める雑誌の売上減少が書店に打撃を与えたことも要因の一つと考えられます。最近ではインターネットでの情報収集が容易になったため、雑誌を買う層が減ったのではないでしょうか。

また、雑誌以外でも単行本や書籍は買った後の保管が大変です。日の当たる場所に置くと日光により変色してしまったり、湿度によりページが劣化したり、そもそも本を保管するスペースの確保など、読書好きの方ほど頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。そんな中、スマホやパソコンの普及も後押しして電子書籍の売り上げが増えているとのこと。

電子書籍は確かに便利ですが、書店で本に囲まれる時間やゆっくり本を眺めて探す時間というものもまた有意義なものです。時代の変化とはいえ、あまりにも書店が減少してしまうと寂しさも感じてしまいますね。