「ESG」という言葉をご存じでしょうか。これは
Environment(環境)
Social(社会)
Governance(ガバナンス)
の頭文字をとったもので、環境や社会に配慮し、ガバナンスを効かせた経営を行うことを指しています。

SDGsにおいても環境や社会における課題を提唱・解決に向けての取り組みをしていることは周知のことと思います。このESG経営も、環境や社会に配慮した事業を展開し、そして解決すべく取り組んでいると考えるとSDGsと通ずるところがありますね。

不動産業界では、ESG経営の取り組みとして建物の省エネ化や空き家の利活用があげられます。太陽光発電などを利用した建物省エネ活動は以前から進んでおりますが、空き家の利活用については、相続登記がされておらず現所有者が不明である、共有財産であるため対応が難しい、資力がなく空き家に手をつけられない、所有者が遠方にいて話をつけることが難しいなど様々に事情があり進捗が芳しくないと思われます。

秋田の空き家もこれからどんどん増えていくと思います。早い段階から手を打っていかないと、空き家増加により近隣エリアにおける治安の悪化や災害時における強靭性が損なわれることが懸念されます。

皆様のお知り合いに、空き家をお持ちの方で何とかしたいと思っている方がいらっしゃれば、身近の不動産屋にご相談いただけると進展するかもしれません。一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

【参考:at home TIME2023年2月号】