産業廃棄物と聞くと、いわゆる「ゴミ」を連想すると思いますが、今回はその廃棄物が流行の商品となった件について紹介したいと思います。

今治タオルは皆様ご存じでしょうか。手触りがいいと有名な日本のタオルです。そのタオルを作る際に生じるホコリ、すなわち廃棄物を集めたものを商品化したものが「今治のホコリ」です。

ホコリがなんの役に立つの?と疑問に思う方も多いかと思います。実際にタオル工場の現場では、電気のショートなどで発火しやすく厄介者扱いをされているホコリです。しかし、その「着火のしやすさ」に着目し、キャンプ等で使用する着火剤として販売したところ人気が出たとのことです。

綿100%なので不快なにおいも発生せず、見た目もカラフルで映えるとのことで人気を集めています。単なる廃棄物、という固定観念に縛られず、視点を変えることで商品になりました。日々の生活の中でもいろんな視点を持って柔軟に物事を捉えていきたいと思わせられる事例でした。

参考
https://news.yahoo.co.jp/articles/b96cfe58bfd398416a01fe10d1ef8f3708f2f6b3