ご存じの通り、日本は地震大国です。
新耐震基準が導入されてはおりますが、大地震の際には多くの新耐震基準の木造住宅が倒壊しております。
ではなぜ倒壊しているのでしょうか。新耐震基準の物件でも耐震性に差がある事が分かったそうです。今回はその記事を紹介いたします。

詳細は省きますが、耐震壁がどのように配置されているかが肝でした。
➀耐震壁を建物の中心から上下左右均等にバランスよく配置されているか
➁耐震壁を外壁か外壁に近いところに配置しているか
この2つのいずれかを満たしている場合に、建物が地震に強くなっていることが分かったそうです。

例えば、変形していない正方形または長方形で、1階が20坪程度、四隅に半間以上の構造用合板が貼られており、必要壁量を満たしている物件は揺れに強いそうです。

新築を建築する際は、当然今の新耐震基準に合った建物ができると思いますが、合わせて耐震壁の位置など確認しながら建築士の方と話しを進めていくとより揺れに強い建物を作ることが出来そうです。

参照:月間不動産流通2024年1月号