カタカナビジネス用語が増えてきましたね。
気が付くとよくわからない言葉が出てきて、その言葉を耳にするたび携帯やPCで調べています。

今日は金融業界でのカタカナ用語を紹介致します。
「コミットメントライン」(コミット)の話です。

コミットと聞くと「結果にコミットする」で有名なRIZAPが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。コミットメント(commitment)とは、責任や約束、委任などの意味があります。先程出てきました「結果にコミットする」といった場合は、結果に責任を持つ、尽力するといった意味になると思います。

では、先程のコミットメントラインにはどのような意味があるのでしょうか。
簡単に言うと「融資の実行をする」ことを確約する取引の事です。
具体的には、今後半年間や1年間などと期間を区切ったうえで、その間に手形の不渡りなど予め決めておいた事に該当しない限り、一定の金額までの融資に必ず応じると約束するサービスを指します。

金融機関とコミットを締結しているという事は、第三者から見ると信用力が高いとみられるというメリットがあるります。一方で、多くの場合は金融機関に対して一定の手数料の支払いが求められます。ですので、実際に借入れをするか否かにかかわらず一定の手数料がかかるという点はデメリットになるでしょう。

今日は、このコミットメントラインについては書きました。
日常的にコミットするという言葉を使うことはほぼないと思いますが、もし知り合いの誰かがコミットという言葉を使っていたのなら、何かしら約束や責任を持つのような比較的重たい意味を持っているんだな、程度の認識を持つ程度でよいかと思います。

参考:月間不動産流通2024年1月号